フォークリフトのアタッチメントの種類を紹介
フォークリフトには様々なアタッチメントがあります。
作業効率や安全性を上げるもの、特殊な形状の荷物を持てるもの等、作業能力を高める事が可能です。
今回はフォークリフトのアタッチメントの種類や特徴を紹介していきますので、最適なアタッチメントを選定するために参考にしてください。
フォークリフトのアタッチメント
サイドシフトフォーク
バックレストと共にフォークを左右両側にスライドさせることができます。
荷物の積み付けの際に位置の微調整ができ、ハンドルを何度も切り返して調整する必要がなくなるので作業効率の向上につながります。
フォークシフター
フォークのみを左右にスライドさせ、間隔を調整できる機能です。
運転席から降りずにフォークの間隔を調整できるので、様々なサイズのパレットや荷物を扱うところで活躍し、こちらも作業効率の向上につながります。
ヒンジドフォーク
フォークを上下に大きく傾けることができます。
パイプや丸太等の転がりやすい荷物をホールドさせる事ができ、バケットを装着させて砂利や土などの運搬も可能になります。
全回転フォーク
バックレストと共にフォークを360°回転させることができます。
フォークガイドの付いたボックス状パレットを傾ける・反転させる事ができ、中のバラ物や液体等の放出に適しています。
ロールクランプ
ロール状の荷物を挟んで荷役するためのアタッチメントです。
ロール紙を傷つけずに荷役運搬が可能です。
ベールクランプ
荷物を両サイドから直接挟んで荷役するためのアタッチメントです。
荷役時にパレットは不要で、袋詰めの穀物類・紙・布・弾力性のある荷物・かさばる荷物を直に挟んで荷役できます。
パレットフォーククランプ
フォークを左右に開閉させる事ができます。
クランプ作業とパレット作業、どちらも行う事が可能です。
袋詰めの穀物類・布・原綿などを直に挟んで荷役できる事と、様々なサイズのパレットや荷物を扱うところで活躍します。
ドラムクランプ
ドラム缶を直に挟んで荷役できるアタッチメントです。
パレットは不要でドラム缶を多く扱うところで活躍します。
ブロッククランプ
積み重ねたブロックを挟んで荷役できるアタッチメントです。
パレットは不要で積み重ねたブロックの運搬や、ブロックの高積み作業が可能です。
ロードスタビライザー
フォークで持ち上げた荷物を上から押さえるアタッチメントです。
運搬中の荷崩れを防止できます。
段差や傾斜のある路面での作業や、段ボール梱包品やビン類、弾力・段差のある荷物を安全に運搬できます。
ラム
円筒形状の荷物を運搬するためのアタッチメントです。
ロール紙や線材コイル等の運搬に活躍します。
物損事故対策アタッチメント
すべらんマット
滑り止めのアタッチメントでフォークに貼り付けて使用します。
鉄パレットや樹脂パレット等、フォーク上で滑りやすい荷物の落下を防ぎ、安全に運搬する事ができます。
マグネット式で着脱も簡単です。
パレティーナ・プラパレが滑らない!
フォークリフトマーカー
フォークの差し込み位置を視覚化できるアタッチメントです。
差し込み過ぎによる奥の荷物や壁の破損、差し込み不足による荷物の落下事故を防ぐ事ができます。
フォークリフトの差し込み長さが一目でわかる!!
水平チェッカー
フォークの角度を視覚化できるアタッチメントです。
現状の水平角度をすぐに確認できるのでフォークの角度ミスによる落下事故、破損事故を防ぐ事ができます。
フォークが水平かどうか一目でわかる!!
フレコングリップ
フレコンバッグを荷役するためのアタッチメントでフォークに貼り付けて使用します。
荷役中のフレコンバッグの滑りやロープ切れを防ぎ、安全に荷役する事ができます。
マグネット式で簡単に取り付けられるので、着脱時のわずらわしさがなく使用徹底も上がるでしょう。
装着したままパレットの荷役もできるので作業効率も向上します。
フレコンバッグの滑りとロープ切れを防ぐアタッチメントはこちら↓
まとめ
- フォークリフトのアタッチメントで作業性や安全性を向上させられる
- アタッチメントはリフト購入時に付けるものと購入後に後付けできるものがある
- 事故対策のアタッチメントは安全性だけではなく、作業性も維持できるものを
- 後付けの事故対策アタッチメントは着脱が容易な方が使用徹底度は上がる
- 作業内容や課題に合わせて最適なアタッチメントを選定しましょう